2013年

3月

12日

主観的ギターLIFE その4

私の好みのギターを語ってみます。

 

そういえば、ネットでギターを見ていますとナント!

 

イシバシ楽器で私の所有する当店非売品の”GIBSON CL-20 Standard Plus”

販売価格198,000円で絶賛発売中ですね。(1997'中古)

いや~めったに見ないシロモノで1997年から1998年のわずか1年のみ製作された希少な名器です!

私のは1998年製でコンディションもGood!

主観ですが、このギターは後のソングライターのモデルになったプロト的位置付けであることは”製作わずか1年”のみが物語っています。

デザインも然る事ながらアーチドバックのボディを持つことで生音での厚みとアフリカンマホガニーの堅い材が迫力のある低音が出るよう設計されているようで、生音でもしっかりと独特の音色を奏でてくれます。もちろんアンダーサドルピエゾのエレアコ仕様ですのでラインでのサウンドも生音重視でバランスも非常に良くJ-45とCL-20があれば十分と思い、非売品として売らずに使い分けています!

 

それではGIBSON・MARTINは殿堂として除外し他に好みのギターを列挙していきますと、

①Burny   言わずと知れたジャパンヴィンテージ名器!

②HEADWAY   UNIVERSE SERIESの上位機種が高品質でお値打ちオススメ!

③Epiphone    Elite/Elitist(日本製)・山野楽器総代理店時代(韓国製)

④TAKAMINE  国産エレアコの雄

⑤STAFFORD  老舗楽器店 黒澤楽器オリジナルブランド(ミスチル・ゆず使用)

⑥ジャパンヴィンテージ1960~1980年代

⑦ツリーオブライフ・アバロンインレイ・ウッドバインディング等の装飾のキレイなもの、メイプル材等の木目のキレイなもの、こんな感じでしょうか。

 

あと、私が購入しようと思っても、これだけは譲れなくて断念する最大のポイントが”弦のテンション”と”ネックの握り具合”ですね。

正直、長時間弾き語りするのに気が重く、力が入りすぎて痛いし、コードチェンジやトリルがスムーズに行えず、狙い通りの演奏にならないため購入断念なんて多々あります。

ギターの構造は奥が深く、スケール・ヘッド角度・弦高・ゲージ等が同じでもテンションに差があるんですよね...メーカー、個体、etc ...困りものです。

新品・若いアコギの試奏時に楽器店の標準セッティングでテンションが高い(キツイ)ものを購入してサドルを下げ、ナット溝切り、ブリッジ溝切り、弦の巻き方、ポールエンドの角度・向き等を調整しても、思ったようにはテンションが低く(緩く)ならないものです。

また、ネックの形状も様々で、ナット幅のみならず”試奏時の感触”を大事にしています。

なので経験上、”弾きにくい”と感じたものは購入を見送ります。

(実際、弾かなくなります!)

 

次回からは思いついた事を、只只、語ってまいります。

0 コメント

2013年

3月

06日

主観的ギターLIFE その3

忙しくてあっという間に1ヶ月が過ぎてしましました。

 

たしか今回は、作り手の目論見どおりのコンディション保持やチェックについて語る回でしたね。

 

ここで重要なのは

①中古ギター購入後、前回お話しした通り、何も手を加えず”野放しの弾きっぱなし”で体感したその”ギターのポテンシャル”を覚えておく。

②そして冒頭初回にも語ったとおり、材により”音の本質”が形成されていますがセッティングの基本コンディション保持が最大限にポテンシャルを引き出す重要な要素でもあります!

ここからが”作り手の目論見とおりのコンディション”にどこまで戻し保持できるかがキーになりますし、”野放しの弾きっぱなし”がポテンシャル(潜在能力)のみならず差異を計るためでもあるのです。

理屈はこれくらいにして・・・


私がまずギターを購入してからチェック・メンテする箇所(皆さんも同じでしょうが・・・)を述べていくのが分かりやすいかと思います。

 

【ネック・指板・フレット・ブリッジ・サドル・ナット・ペグ等】

①はじめに、ノーマルチューニングします。

②ネックの状態をヘッド・ブリッジからの目視。

③各弦の間に60cmスケールをあて反りと指板・フレットのコンディションをチェック。

④順反り・逆反りならトラストロッドを回してみて(古いギターは思ったより固いですよ)余裕があれば調整する。

⑤ロッドに余裕が無ければ、軽度であれば順反りの場合はしばらく無弦放置・逆反りで短期回復を望むなら太めのゲージを半音~1音上げチューニングでしばらく放置。

毎日様子を見て目視・スケールあての繰り返してストレートもしくは若干順反りにします。

※一番やっかいなのが「波打ち」と「ねじれ」です。

ギターを平面に置いてヘッドが左右どちらかに傾いていればもう重症ガックリです。

重症ならば専門リペアショップに出してアイロンもしくはネック外して・・・。(高くつきます!)

⑥スケールをブリッジまでスライドさせてネックの仕込み角度をチェック。

※この時、ブリッジとスケールが同じ高さならベストで、若干下くらいであれば許容範囲「標準から元起きぎみ」ですがトップの膨らみと合わせてチェック。

「元起き」なのか「トップ膨らみによるブリッジの浮き・上がり」なのかとか・・・。

トップの膨らみはブリッジを中心にエンド付近まで膨らんでいるのを多々見ますが、これは「木製ギターの宿命」でもあり経年の張力である程度仕方のない事です。私の経験上、この程度で音に影響することはまず無いですね。

※何事でもそうですが、問題解決するには「現状把握」→「要因解析」→「対策」→「効果確認」がセオリーで、よくチェックし、原因を見つけ、策を施さなければ”的外れ”になりますからね!

⑦効果確認して必要ならば微調整。

一通り終えれば、次はビビリを見ます。

⑧lowからhighフレットまで各弦を鳴らしビビリ箇所を探す。

⑨ついでにハーモニクス・オクターブをチェック。

⑩ナット・サドルの傾き・底浮きをチェック。

⑪弦を外してプリッジピンもチェック。

⑫弦を締めたり緩めたりの際、ペグの固さ・ガタツキも見てネジ締めやグリスオイルで調整。

弦を締めたり緩めたりの際、キンキン鳴る弦はナット溝が狭い事がほとんど。アコギ標準はライトゲージがほとんどですから、私はライトゲージを張りながらナット溝をナットファイルで調整します。

⑭ビビリ箇所のフレット擦り合わせ

⑮指板オイル・フレット磨き

⑯ようやく弦高調整

※そうそう、昔のギターは弦高セッティングが製作段階から4~3mm位ありましたからサドルが削られて残り僅かなんてザラにありますね。

作業は6弦2~2.5mm・1弦1.75~2mmを目標にサドルに目印線を入れヤスリで削り何度もブリッジに戻し確認→削り→ブリッジに戻し確認を小まめにやってます。

※状態によっては1フレットの弦高に余裕があればナット溝も少し深くします。

⑰もちろん作業過程でサウンドホールのブレイジング確認・ホコリ取り・ボディ、ネック裏・ヘッド周り・各パーツのクリーニングをできる限り行います。

⑱さあ、ノーマルチューニングして弾いてみて下さい。

驚くほど鳴りと演奏性が向上されているのでは!

標準パーツでお金を掛けずに十分満足いくギターライフをご満喫下さい!

 

次回は、好みのギターについて語ってみたいと思います。

 

3 コメント

2013年

2月

09日

主観的ギターLIFE その2

私の趣味のギターとはアコギ・エレアコです。

 

ギター購入後、1ヶ月は毎日ストロークや指弾きを繰り返し、弾き続けると何となくそのギターの”ポテンシャル”が掴めてきます。

例えば低音・中音・高音・サスティーン(音の伸び)・ボリューム等の基本性質・ネックからヘッドへの振動など弾いていて伝わってくるものが必ずあるはずです。

数本弾き比べてみれば顕著にそのギターの特性が見えてきます。

 

私の場合、ギターの使用目的が弾き語り派なので、ボリューム・中低音を重視していて、鳴りの良いギターを判断するのに”ボディのみならずネックからヘッドへの振動”が誰にでも一番分かりやすい基準に思えます。

 

長々と書きましたが、つまりはすぐに手を加えないでほしいという事が言いたいのです。

 

よくある例がブリッジピン・ナット・サドルをタスクや牛骨に代えて数千円~数万円もお金をかけて”音が良くなった”という方がおられますが”気休め程度”と解釈しておいて下さい。楽器店の専門担当の方なら本音を言うと、まさしくそう答えるでしょう。

GIBSON J-45なんかはもともとブリッジまでプラがオリジナルで45ドルだったことから付帯部品が大幅に音を左右するものではない事は、お解りかと思います。

 

つまり、ギターは設計・材・製造精度の3要素の中で”材”は均一の同じ木は無く、”製造精度”では生産国や仕上げ等の品質管理で違いがあるため”個体差”は生まれます。

 

結論として、”ギターそのもののポテンシャル”以外にお金をかけるのは無駄遣いで、また、コンディションも然る事ながら”同メーカー同型番のギターだからといって中古ギターの販売価格も相場に慣らって同じではない”という事なのです。

 

私はまだまだ素人の域を出ませんが、日夜勉強・経験から感じたことを書いていきたいと思います。

 

次回は、作り手の目論見通りのコンディション保持、また、ギターの基本的な機能をチェックするお話しをしたいと思います。

0 コメント

2013年

2月

08日

主観的ギターLIFE その1

長いことアコギを弾いてきて色々所有してきました。

 

ギターは量産品でも当たり前ですが木材にバラツキがあるため”個体差”が必ずあるものです。

 

設計図や機械が同じでも生産する国によって精度・仕上がりが違ってきます。

 

ギターを購入したら、まず、全ての部品・材・仕上げ・コンディションをよく確認してその個体の”ポテンシャル(潜在能力)”を知りましょう!

 

ギタオタになってくるとすぐにイジリたくなるのですが、何も手を加えず我慢しましょう。

 

新品で購入した場合は1ヶ月は弦を緩めず毎日2時間は弾いてあげて下さい。

ようやくその個体の”ポテンシャル”らしきものが感覚で伝わってくるものです。

 

何故かは次回に・・・。

0 コメント

NEWS

2016/7/31

ストック開放早い者勝ち!

長渕ファン必見!

◆Takamine DMP513黒

  (ニアミント) 

これにともないTakamine フェア開催!!

NEW!2015/11/10

Hay Wagon HW-50

年代のわりにかなり美品で

コンディションGood!

NEW!2015/10/14

★Crafter TRV23/漆黒のBKカラー!

ラウンドバックのトラベルサイズ・スケール578mm

 

★Epiphone C-5

希少なエピフォンのミニガットギター!エレガットの母体に!


★Big Baby Taylor

レギュラースケールの15/16ボディサイズ!

テイラーサウンドが奏でられます!

NEW!2015/2/23

★レア!95'USAウェスタリー工場製

GUILD D-25 SB(サンバーストカラー・トップ:スプルースの希少モデル)


★オール単板!

Greg Bennett ASDR

ローズ全単板モデル!

NEW!2014/1/10

もへじ工作舎の手工品!

ブレージングも独特の

完全手作り秀逸の一本!

2012年12月12日

カレッジギターズの

グループ店

せれくと雑貨myumyu

OPEN!

お問い合わせ

カレッジギターズ

玉出東1-7-19

TEL: 06-4398-3939

FAX: 06-4398-3938

Mail:info@courage-guitars.com

営業時間

11:00 ~ 21:00 (月~土)

Gibson 1966 J-45M

Gibson J-45M WR(※非売品)

1998年に三木楽器がギブソン・モンタナ工場と模索し誕生したボディサイズ16インチの1966~1968年まで製造されたラウンドシュルダー(なで方)リイッシュモデル。ピックガードのオールドスタイルロゴは原板が存在せず資料写真を参考に描き起こし、スペックにおいても忠実に再現した渾身の希少なギブソン!吉田拓郎・福山雅治・コブコロ(小渕 健太郎)・桑田佳祐などが愛用。